立山の薬草の香りと、温かな蒸気に包まれる時間を。富山県立山町の「moyamoya(もやもや)」は、熱さや発汗量を競わず、自分の感覚に意識を向ける「蒸香浴」を提案しています。宿泊と日帰りの利用が案内されており、予約時に3種類の薬草包から選びます。

この記事の要点

  • 株式会社MAEが富山県立山町に開業した蒸気浴の施設「moyamoya」。2026年10月25日(日)にオープン
  • 「蒸香浴(じょうこうよく)」は、立山の薬草の香りを含む蒸気を浴びる体験。発汗量や熱さへの耐久を目的としないとされています
  • 薬草包は「しんしん」「ひらひら」「じわじわ」の3種類から、予約時に選びます
  • 築130年の古民家を再生した一棟貸しの宿「土肥邸母屋」の正門に設けられています

「くすりの富山」の、薬草と蒸気

富山には、古くから受け継がれてきた薬業と薬草の文化があります。moyamoyaは、その文化と立山の自然を背景に、日本に古くから伝わる「養生」の考え方を、薬草と蒸気による体験にしたウェルネス施設です。リリースによると、ここでいう養生とは、日々、自分の心身に目を向け、その時々の状態に合わせて整えていくこと。食、香り、温度、呼吸を通して、身体と向き合う時間を提案しています。

運営は、富山市の株式会社MAEです。1966年創立の、医薬品・医薬部外品を製造する会社で、美と健康の複合施設「Healthian-wood」の運営も手がけています。

蒸香浴とは

蒸香浴は、土地の植物や薬草の香りを含んだ蒸気を全身で浴び、ゆっくりと身体を温める体験です。リリースでは、多くの汗をかくことや、熱さに耐えることを目的とするものではないと説明されています。

薬草の香り、温度、湿度、呼吸の変化を感じながら、自分の感覚に意識を向ける時間とされています。「何分入るか」「何セット繰り返すか」といった回数や時間にとらわれない過ごし方が提案されています。

選べる3つの「薬草包」

薬草包は、乾燥させた薬草を布袋に詰めた、オリジナルのハーブバッグです。サウナ室内に設置し、蒸気を当てることで、薬草の香りが広がります。「Healthian-wood」やその周辺に自生する植物をはじめ、立山で育まれた薬草など、土地にゆかりのある植物を使います。予約時に3種類から選びます。

種類主な薬草(一例)
しんしんスギ、ヒノキ、クロモジ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、クワ、ローズマリー
ひらひら芍薬の花、バラ、ラベンダー、レモングラス、クワ、ローズマリー
じわじわドクダミ、ヨモギ、セイタカアワダチソウ、ラベンダー、オレンジピール、レモングラス
薬草包「ひらひら」に使う植物の一例
「ひらひら」に使う薬草の一例|画像提供:株式会社MAE

体験をつくった人たち

  • 富山大学附属病院薬剤部(加藤敦教授と研究室員):使う植物や薬草について、成分や香りの情報を整理しながら意見交換をしました。体験時のバイタル計測など、多角的に検証する取り組みを今後進める予定とされています(リリースの記載による)。
  • 「Healthian-wood」のセラピスト:薬草に精通したセラピストが、3種類の薬草包をブレンドしました。
  • サウナプロデューサー・川田直樹さん:体験の設計について助言をしました。

これらは施設の体験設計に関する協力であり、本記事の監修ではありません。また、今後の検証予定を、すでに健康効果が実証されたという意味では紹介していません。

築130年の古民家の「蒸気の門」

moyamoyaは、築130年の古民家を再生した一棟貸しの宿「土肥邸母屋」の正門に設けられています。かつて地域の人を迎えた門を、「蒸気の門」として受け継いだそうです。蒸香浴を核に、土肥邸母屋での休息、地域の食、立山の自然を組み合わせた「養生の時間」が提案されています。

選ぶときの目安

  • 宿泊とあわせて:土肥邸母屋への宿泊を伴う予約と、日帰り利用の2つの方法があります。
  • 人数:1〜6名で、推奨は4名です。貸切条件や他の利用者との同時利用の有無は、予約窓口へ確認してください。
  • 香りの好み:木の香りを中心にしたもの、花やハーブを中心にしたもの、ドクダミやヨモギを含むものの3種類です。植物へのアレルギーがある方は、好みだけで選ばず、事前に相談してください。

温浴の過ごし方を選ぶヒントは、温泉・銭湯・サウナの違いと選び方にもまとめています。自分の体調や好みに合う場所を考えるときにどうぞ。

施設情報

項目内容
施設名moyamoya(もやもや)
所在地富山県中新川郡立山町日中上野98-1 土肥邸母屋
利用人数1〜6名(推奨4名)
アメニティシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、タオル、バスローブ
持ち物水着(持参のうえ、着用)
予約宿泊を伴う場合は土肥邸母屋の公式サイトへ。日帰り:電話 080-5883-9497(受付10:00〜18:00)
料金・所要時間・営業時間予約窓口へ要確認。電話受付時間とは異なります
運営株式会社MAE(富山県富山市)

宿泊を伴う予約:土肥邸母屋の公式サイト

運営会社:株式会社MAEの公式サイト

※2026年11月5日に公開情報を確認しました。料金・所要時間・営業時間は、参照したリリースには記載がありません。予約窓口で最新の利用条件をご確認ください。

次の一歩

気になった方は、まず予約窓口で料金と所要時間を確認してみてください。薬草包は予約時に選ぶため、香りの好みをあらかじめ考えておくと決めやすくなります。

よくある質問

Q. 料金や所要時間は?

A. 参照したリリースには記載されていません。予約窓口(電話 080-5883-9497、または土肥邸母屋の公式サイト)で確認してください。

Q. サウナが苦手でも利用できますか?

A. リリースによると、熱さに耐えることや、多くの汗をかくことを目的としない体験です。ただし、温度や湿度の詳細は記載されておらず、誰にでも負担が少ないとは限りません。事前に施設へ確認してください。

Q. 薬草の香りには、体への効果がありますか?

A. 本記事は薬草の香りや蒸気を楽しむ体験の紹介であり、健康効果を保証するものではありません。東洋びよりでは、この施設の効果・効能について評価していません。

Q. 薬草にアレルギーがある場合は?

A. スギ、ヒノキ、ヨモギ、ドクダミなど、さまざまな植物を使っています。植物にアレルギーのある方は、予約前に使う薬草と利用条件を施設へ確認し、必要に応じて医師にも相談してください。

Q. 蒸気浴は、誰でも利用できますか?

A. 体調によっては蒸気浴が向かない場合があります。持病のある方、妊娠中の方、体調に不安のある方は、医師に相談したうえで、施設の利用条件に従ってください。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、株式会社MAEのプレスリリースをもとに、東洋びより編集部が選定・構成しました。掲載料は受け取っていません。画像提供:株式会社MAE。料金・内容・営業時間は変更される場合があります。ご予約前に公式サイトや予約窓口で最新情報をご確認ください。蒸気浴は体調に合わせてご利用ください。

参考情報

公開情報は2026年11月5日に確認しました。