一度やってみたいけれど、作法が分からなくて不安。茶道は、初めての人を迎える体験の場がたくさんあります。種類の選び方と、当日に知っておきたい作法・服装をまとめます。

この記事の要点

  • 茶道の体験には、寺社や文化施設の一回体験、教室の体験レッスン、季節の茶会などがある
  • 初めてなら、作法を一から説明してくれる「体験」と書かれた会を選ぶ
  • 服装は洋服でもよい会が多い。靴下を持参し、指輪や腕時計は外す
  • 作法は、うまくできなくてかまわない。迷ったら、まわりや亭主の動きに合わせる
  • 正座が難しい場合は、椅子席(立礼)の会や、足をくずしてよいか事前に確かめる

茶道の体験には、どんな種類がある?

種類内容向いている人
一回体験寺社や文化施設、観光施設などで、お菓子とお茶をいただき、作法の説明を受ける。30分〜1時間ほどまず雰囲気を知りたい人
体験レッスン茶道教室の体験。お茶を点てる練習まですることも続けるかどうか考えたい人
季節の茶会大寄せの茶会など、多くの客が集まる会少し慣れてから
椅子席(立礼)の体験椅子とテーブルで行う形式正座が難しい人

茶道には、裏千家・表千家・武者小路千家など、いくつかの流派があります。作法の細かい部分は流派で違いますが、初めての体験では気にしすぎなくて大丈夫です。

申し込む前に、何を確かめる?

  • 初心者向けか:「体験」「初めての方歓迎」と書かれているか
  • 所要時間と費用:お菓子とお茶の代金が含まれるか
  • 服装:洋服でよいか。着物で参加したい場合はその旨
  • 席の形式:畳か椅子か。正座が難しいことを伝えられるか
  • 持ち物:懐紙・扇子などを貸してくれるか

当日の服装と持ち物は?

  • 服装:膝が隠れる、動きやすい服。短いスカートやぴったりしたパンツは座りにくい
  • 靴下:白など清潔な靴下を持参し、茶室に入る前に履き替える
  • アクセサリー:指輪・腕時計・ブレスレットは外す。茶碗や道具を傷つけないため
  • 香り:香水は控える。お茶やお菓子の香りを楽しむ場なので
  • 持ち物:懐紙、菓子切り、扇子。体験では貸してくれることが多い

知っておきたい、基本の作法は?

体験では、亭主(お茶を点てる人)や案内の人が説明してくれます。覚えておくと安心な流れは、次のとおりです。

  • お菓子をいただく:お茶の前に、お菓子をいただく。懐紙にのせて、菓子切りで切って食べる
  • 茶碗を受け取る:運ばれた茶碗を、自分と隣の人の間に置き、「お先に」と一礼する
  • 正面を避けて飲む:右手で茶碗を取り、左手にのせ、茶碗の正面を避けるように手前に回してから飲む
  • 飲み終えたら:飲み口を指で軽く拭い、茶碗の向きを戻して返す

うまくできなくても、誰も困りません。分からないときは、「どうすればいいですか」と尋ねてかまいません。

茶道は、心を落ち着けるためのもの?

静かな茶室で一服のお茶をいただく時間に、気持ちが落ち着くと感じる人は多いでしょう。けれど茶道は、もてなしと季節を味わう日本の文化で、健康法として生まれたものではありません。何かの効果を求めるより、季節のお菓子や道具、静けさそのものを楽しんでください。

お寺での坐禅や写経の体験は「写経・写仏体験とは?」でも紹介しています。

茶道の体験ができる場所を探すには?

東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、寺社・文化体験の「茶道」から探せます。過ごし方の「はじめての体験」からも絞り込めます。

よくある質問

Q. 抹茶が苦手でも参加できますか?

A. 薄茶は、思ったより苦くないと感じる人も多いです。心配な場合は、事前に相談してみてください。

Q. 妊娠中でも参加できますか?

A. 抹茶にはカフェインが含まれます。正座の負担もあるので、体調に合わせて、椅子席の会を選ぶなど、主催者に相談してください。

Q. 子どもと一緒に参加できますか?

A. 親子向けの体験を設けている施設もあります。参加できる年齢を確かめてください。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の暮らしについて考えるための一般情報です。作法は流派や主催者によって異なるため、参加する会の案内を優先してください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。文化を扱う記事のため、専門家の監修名は付していません。