読みたいところから
  1. なぜ「〇〇肌」と決めつけないほうがいいの?
  2. 見方① 色:自然光でいつもとの違いを見る
  3. 見方② 触れた感じ:つっぱり・べたつきを部位ごとに
  4. 見方③ 時間帯:朝・昼・夜の一日の流れで見る
  5. 見方④ 暮らしの変化:睡眠・月経・季節を重ねる
  6. 気になった日だけ、短く残す
  7. どんなときに皮膚科へ相談すべき?
  8. よくある質問

洗顔のあと、今日は頬が少しつっぱる。まずは、そんなひとつの気づきから。肌を細かく採点しなくても、自分のケアを選ぶ手がかりは見つかります。

東洋美容とは、肌だけを切り離さず、睡眠、食事、月経、気候、気持ちの動きまで含めて美しさを捉える、東洋の養生の考え方に根ざした美容のことです。この記事では診断ではなく、スキンケアを選ぶための観察方法として、四つの視点を紹介します。

まず知っておきたいこと

  • 今日は「洗顔後のつっぱり」など、気になることをひとつ見るだけで十分
  • 色・触れた感じ・時間帯・暮らしは、必要なときに使う四つの視点
  • 赤み・痛み・かゆみなどが続くときは、観察を続けるより皮膚科へ

なぜ「〇〇肌」と決めつけないほうがいいの?

肌質の名前は便利ですが、一度決めると、その日の変化を見落としやすくなります。東洋医学には古くから、顔色やつやを観察して全身の状態を推しはかる「望診(ぼうしん)」という見方があります。肌を固定した性質ではなく、移り変わる「今日の様子」として眺める。その姿勢を、毎日のスキンケア選びに借りてみます。

見方① 色:自然光でいつもとの違いを見る

鏡を見るときは、顔色と肌表面を一度に評価しないようにします。まず自然光で、赤みやくすみがいつもと違うかを確認します。比べる相手は他人や理想の肌ではなく、昨日までの自分です。

見方② 触れた感じ:つっぱり・べたつきを部位ごとに

次に、洗顔後の清潔な手で、頬や額がつっぱるか、べたつくか、ざらつくかを確かめます。色と手ざわりを分けると、漠然とした「調子が悪い」が具体的になります。

見方③ 時間帯:朝・昼・夜の一日の流れで見る

朝は乾くのに午後はべたつく。こうした一日の流れは、商品名よりも選び方の手がかりになります。化粧品を替える前に、使う量や塗る順番、洗い方を一つずつ確認します。

見方④ 暮らしの変化:睡眠・月経・季節を重ねる

月経前だけ刺激を感じる、寝不足の翌日に顔色が沈む、季節の変わり目にゆらぐ。肌の変化に暮らしの出来事を重ねると、自分なりの傾向が見えてきます。

変える項目は一度に一つ。いくつも新しい商品を重ねると、何が合わなかったか分かりにくくなります。香りや使用感も、続けやすさを左右する大切な情報です。

気になった日だけ、短く残す

「夕方に頬が乾いた」「新しい化粧品を使った日」など、後で思い出したいことがあれば一行だけ。毎日、四項目を埋める必要はありません。

受診する場合は、いつから、どの部分に、どんな変化があったかを伝える手がかりになります。写真を撮るなら加工せず、同じような明るさで。症状がつらいときは記録の完成を待たずに相談してください。

どんなときに皮膚科へ相談すべき?

赤みやかゆみが長引く、腫れや痛みがある、急に悪化したときは、皮膚科など医療機関へ相談してください。使った製品名、症状が出た時期、写真があると説明しやすくなります。

東洋美容は、医療と競うものではありません。自分の変化を丁寧に見つめ、必要なときに適切な専門家へつなぐ。その間を支えるのが、毎日の観察です。

よくある質問

Q. 肌の観察は毎日必要ですか?
毎日でなくてかまいません。週に数回でも、同じ条件で続けるほうが変化に気づきやすくなります。
Q. 東洋美容の観察で、自分の体質まで分かりますか?
この記事の方法は、スキンケア選びのための観察です。体質や不調の判断は、医師や鍼灸師など専門家に相談してください。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。特定の商品やサービスを推奨するものではありません。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

鍼灸師(はり師・きゅう師)/美容家/国際中医師/国際中医薬膳師/毛髪診断士

日本鍼灸キャスティング株式会社 代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。