平日に詰め込んだ用事を、週末で取り返そうとしていませんか。土曜日の午後に、あえて何も決めない時間を、手帳に書き込むところから始めます。

この記事の要点

  • 「何もしない時間」は、空いたら取るものではなく、先に予定として確保しておく
  • 長さは三十分でもいい。始まりと終わりの時刻を決めると、罪悪感が減りやすい
  • 通知を切る、画面から離れる、場所を変える。その三つのどれかを選ぶ
  • 何もしない時間に気づいたことは、来週の過ごし方を見直す手がかりになる

なぜ、「何もしない」を予定にするの?

週末は、平日にできなかった家事、買い物、連絡、楽しみの予定で、あっという間に埋まります。空いた時間ができても、つい次の用事を入れてしまう。そうして月曜日を迎えると、休んだはずなのに休んだ気がしない、ということが起こります。

空いたら休む、ではなく、先に休む時間を決めておく。手帳やカレンダーに「何もしない」と書いて、ほかの予定と同じように扱います。予定として見えていると、その時間を別の用事で埋めてしまうことに、少し慎重になれます。

「何もしない時間」は、どのくらい取ればいい?

長さに正解はありません。最初は三十分から一時間ほどで十分です。大切なのは、始まりと終わりの時刻を決めておくこと。終わりが見えていると、「こんなことをしていていいのかな」という気持ちが小さくなります。

午前中に用事をまとめて済ませ、午後のはじめに置く。夕方、夕食の支度の前に置く。自分の一日の流れの中で、比較的邪魔の入りにくい時間を選んでください。

何もしない時間を、守るための三つの工夫

一、通知を切る

スマートフォンの通知を、その時間だけ止めます。家族に「この時間は少し休むね」と伝えておくのも一つの方法です。

二、画面から離れる

動画やSNSを眺めていると、休んでいるつもりでも、次々と情報が入ってきます。窓の外を眺める、温かいお茶をゆっくり飲む、紙の本を数ページ読む。画面のない過ごし方を一つ選びます。

三、場所を変える

家にいると、目に入った家事が気になって、結局動き出してしまうことがあります。近くの公園のベンチ、静かな喫茶店、お寺の境内など、家とは違う場所に身を置くと、用事から離れやすくなります。

何もしなかったあとに、することは?

終わったら、手帳に一行だけ書いてみてください。「眠かった」「思ったより疲れていた」「本当は誰かと話したかった」。何もしない時間には、普段は聞こえにくい自分の声が浮かんできます。その一行が、来週の予定の入れ方を見直す手がかりになります。

眠気が強い、何をしても気持ちが晴れない、という状態が長く続くときは、休み方の工夫だけで抱え込まず、医療機関や身近な人に相談してください。

ひとり時間を過ごせる場所を探すには?

東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、過ごし方の「ひとり時間」から、静かに過ごせる場所を探せます。旅先で同じように予定を詰めない過ごし方は「半日から楽しむ、養生旅の組み立て方」で紹介しています。

よくある質問

Q. 何もしないでいると、かえって落ち着きません。

A. 最初はそう感じる人も多いです。いきなり長い時間を取らず、十五分ほどから始めてみてください。お茶をいれる、散歩をするなど、ゆっくりした動作を一つ入れるのもよい方法です。

Q. 子どもがいて、ひとりの時間が取れません。

A. 家族と交代で取る、子どもの昼寝の時間に重ねるなど、短い時間でもかまいません。毎週でなくても、月に一度から始めてみてください。

Q. 昼寝をしてしまってもいいですか?

A. 眠くなったら、それも体の声の一つです。夜の眠りに響かないよう、長くなりすぎないようにしましょう。

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本記事は、日々の暮らしについて考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。暮らしの工夫を紹介するもので、医学的な記述を含まないため、専門家の監修名は付していません。