読みたいところから
  1. 初めての美容鍼、最初に気になる四つのこと
  2. 美容鍼とは、どんな施術?
  3. 美容鍼は、誰が行えるの?
  4. 当日は、どんな流れで進む?
  5. 内出血は、どのくらい起こるの?
  6. 料金は、何を比べればいい?
  7. 注意したい広告の表現は?
  8. 美容鍼を受けられる鍼灸院を探すには?
  9. よくある質問

顔に鍼をするのは、誰が、どんなふうに行うものなのか。初めての美容鍼で迷いやすい、資格、当日の流れ、内出血、料金の比べ方をまとめます。

この記事の要点

  • 美容鍼は、美容を目的に、顔や頭、体に鍼を行う施術。法律上は「はり」の施術の一つ
  • 行えるのは、はり師の国家資格を持つ人と医師だけ。エステティシャンは行えない
  • 鍼を刺したところに内出血が出ることがある。大事な予定の直前は避ける
  • 料金は、顔だけか全身も含むか、時間、初回と2回目以降の違いで比べる
  • 「一回で小顔に」など効果を断定する広告には注意する

初めての美容鍼、最初に気になる四つのこと

疑問まず知っておくこと
痛みはある?感じ方には個人差があります。我慢せず中止や調整を申し出られます
内出血は起きる?起こる可能性があります。顔に目立つ場合もあり、大切な予定との間隔を相談しましょう
時間はどれくらい?施術時間に加え、初回説明や着替えを含む滞在時間を院へ確認します
予算は?初回料、追加メニューを含む総額と、継続が必要かを聞いてから判断します

受けてみたい気持ちと、今回は見送りたい気持ちのどちらも大切に。資格、施術の流れ、リスクの詳しい説明はこの先で確認できます。

美容鍼とは、どんな施術?

美容鍼は、美容を目的として、顔や頭、首まわりなどに細い鍼を行う施術です。院によっては、顔だけでなく、肩や背中、お腹など体の施術と組み合わせることもあります。

「美容鍼」という名前に、法律上の特別な決まりはありません。顔に行う場合も、法律上は鍼(はり)の施術の一つとして扱われます。

美容鍼の効果を調べた研究はありますが、小規模なものが中心で、どのくらいの人に、どの程度の変化があるのかは、まだはっきり分かっていません。肌の印象やこわばりの感じ方には個人差があります。何を期待できて、何は約束できないのかを、施術者に確かめてから受けるのがおすすめです。

美容鍼は、誰が行えるの?

鍼を使う施術を仕事として行えるのは、はり師の国家資格を持つ人と、医師だけです。顔であっても同じで、エステティシャンや、民間資格だけを持つ人は美容鍼を行えません。

確認することどこで確かめる?
担当者がはり師の資格を持っているか公式サイトや予約ページの担当者紹介、院内の免許の掲示
施術する場所が施術所として届け出ているか公式サイトの院情報。分からなければ院に尋ねる
「美容鍼」のメニューに鍼以外の施術が含まれるかメニューの説明。かっさやパックなどを組み合わせる院もある

資格の違いは「鍼灸院・東洋美容サロンを選ぶ前に確認したい七つのこと」でも整理しています。

当日は、どんな流れで進む?

院によって異なりますが、多くは次のような流れです。

  1. 問診とカウンセリング:気になっていること、体調、服薬、最近受けた美容医療などを聞かれます
  2. メイクを落とす:クレンジングを用意している院が多いですが、予約時に確認しておくと安心です
  3. 施術:顔や頭に鍼を行い、しばらく置いてから抜きます。体の施術を組み合わせる場合は、その前後に行います
  4. 仕上げと説明:内出血が出ていないかを確かめ、当日の過ごし方の説明を受けます

初めての鍼灸院で何が起きるのかは「鍼灸院はどんなところ?初めての予約から施術後までの流れ」で詳しく紹介しています。

内出血は、どのくらい起こるの?

顔は血管が多いため、鍼を刺したところに小さな内出血が出ることがあります。丁寧な施術でも、完全に避けることはできません。多くは日にちが経つにつれて薄くなっていきますが、色が目立つ間は、メイクで隠すなどの対応が必要になることもあります。

そのため、結婚式や撮影、大事な打ち合わせなど、顔が見られる予定の直前に初めて受けるのは避けるのが無難です。

次のような方は、内出血が起きやすかったり、施術に配慮が必要だったりします。予約の段階で伝えてください。

  • 血液をさらさらにする薬を飲んでいる
  • 出血しやすい体質がある
  • 顔にヒアルロン酸などの注入、糸リフト、レーザーなどの美容医療を受けて間もない
  • 妊娠中、または妊娠の可能性がある
  • 顔に湿疹や炎症、傷がある
  • 金属アレルギーがある

料金は、何を比べればいい?

美容鍼の料金は、院によって幅があります。金額だけでなく、次の点をそろえて比べてください。

比べること確認したいポイント
施術の範囲顔だけか、頭や体の施術も含むか
時間施術時間だけか、カウンセリングや着替えを含む時間か
初回と2回目以降初回限定の価格か、通常の価格か
追加料金指名料、パックなどのオプション、延長料
回数券・コース有効期限、返金の可否、途中でやめるときの扱い
キャンセルいつからキャンセル料がかかるか

高額なコースや回数券を、その場で決める必要はありません。説明を持ち帰って考えてかまいません。契約で困ったときは、消費者ホットライン「188」に相談できます。

注意したい広告の表現は?

「一回で小顔に」「必ずリフトアップ」「骨格から変わる」など、効果を断定する表現には注意してください。小顔になる効果を合理的な根拠なく表示したとして、行政が景品表示法に基づく措置命令を出した例もあります。

鍼灸院などの施術所は、法律で広告できる事項が限られています。効果を大きくうたうよりも、担当者の資格、施術内容、料金、注意点を具体的に示している院のほうが、判断しやすい相手です。

美容鍼を受けられる鍼灸院を探すには?

東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、サロン・鍼灸のカテゴリーから、美容鍼灸を行う院を地域ごとに探せます。担当者の資格と料金の目安を確かめてから選んでみてください。

よくある質問

Q. 顔に鍼を刺すのは痛くないですか?

A. 感じ方には個人差があります。ちくっとする程度と感じる人もいれば、場所によって響く感覚を覚える人もいます。痛みや不安があれば、その場で伝えてください。

Q. 施術の後、メイクはできますか?

A. 院によって案内が異なります。当日のメイクや洗顔、入浴について、施術者に確認してください。

Q. 一回で効果はありますか?

A. 感じ方には個人差があり、一回で決まった変化を約束することはできません。回数や頻度は、目的と体の状態をふまえて施術者と相談してください。

Q. 美容医療と一緒に受けてもいいですか?

A. 受ける順番や間隔によっては、注意が必要な場合があります。注入や糸リフトなどを受けた方は、施術者と、美容医療を受けた医療機関の両方に相談してください。

Q. エステサロンの「美容鍼」メニューは受けても大丈夫?

A. 鍼を使う施術は、はり師か医師でなければ行えません。エステサロンで「鍼」をうたうメニューがあれば、誰が、どの資格で行うのかを確かめてください。鍼を使わない「鍼のような」施術の場合もあります。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。監修者は美容鍼を行う鍼灸院を運営する鍼灸師ですが、本記事は特定の施設への来院を勧めるものではありません。

参考情報

参考情報は2026年9月30日に確認しました。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

鍼灸師(はり師・きゅう師)/美容家/国際中医師/国際中医薬膳師/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。