読みたいところから
  1. 鍼灸院は、どんなところ?
  2. 初めての鍼灸院、当日までの流れは?
  3. 予約のときに、何を伝えればいい?
  4. 当日の服装や持ち物は?
  5. 施術は、どのように進むの?
  6. 施術のあと、気をつけることは?
  7. 受けない・続けない選択もできます
  8. 鍼灸に、健康保険は使える?
  9. 近くの鍼灸院を探すには?
  10. よくある質問

予約するときに何を聞けばいい? 当日はどんな服で行けばいい? 初めての鍼灸院で気になる流れを、予約から施術後まで順番に紹介します。説明を聞いてから見送ることも、選択肢のひとつです。

この記事の要点

  • 鍼灸院は、はり師・きゅう師が施術を行う施術所。医療機関ではなく、病名の診断は行わない
  • 初回は、問診やカウンセリングに時間をかける院が多い。服薬・妊娠・持病は予約時に伝える
  • 鍼は使い捨てのものを使う院が一般的。痛みや熱さは、その場で伝えて調整してもらえる
  • 施術後にだるさや内出血が出ることがある。入浴や運動のタイミングは施術者に確認する
  • 健康保険が使えるのは、医師の同意がある六つの疾病などに限られる

鍼灸院は、どんなところ?

鍼灸院は、はり師・きゅう師の国家資格を持つ人が、鍼やお灸の施術を行う場所です。法律上は「施術所」と呼ばれ、開設には保健所への届出が必要です。

病院やクリニックとは違い、鍼灸院では病名の診断や検査、薬の処方は行いません。施術者は、話を聞き、体に触れて、東洋医学の考え方で今の状態を「見立て」ます。見立ては施術を選ぶための判断で、医師の診断とは別のものです。二つの違いは「「気と血が足りない」と言われたら」でも整理しています。

肩や腰のつらさを相談する院、美容鍼を中心にする院、女性の体の変化に寄り添う院など、得意分野は院によってさまざまです。

初めての鍼灸院、当日までの流れは?

段階すること確認しておきたいこと
1. 探す公式サイトや予約ページで、施術内容と担当者を見る担当者の資格、料金、所要時間、キャンセル条件
2. 予約する電話・ウェブ・LINEなどで予約初回であること、相談したいこと、服薬・妊娠・持病
3. 受付・問診票体調や生活、既往歴を記入お薬手帳があると伝えやすい
4. カウンセリング話を聞き、舌や脈、お腹などを見る院も何をどこに、どのくらい行うかの説明
5. 施術着替えて、鍼やお灸を受ける痛み・熱さ・体勢のつらさはその場で伝える
6. 施術後体調を確かめ、会計と次回の相談当日の入浴・運動、回数券はその場で決めない

予約前に確認したい項目は「鍼灸院・東洋美容サロンを選ぶ前に確認したい七つのこと」で詳しく紹介しています。

予約のときに、何を伝えればいい?

予約の時点で、次のことを伝えておくと、当日の説明がスムーズです。

  • 初めて鍼灸を受けること
  • 相談したいこと(肩のこわばり、眠り、肌など)
  • 妊娠中、または妊娠の可能性があること
  • 治療中の病気や、飲んでいる薬(とくに血液をさらさらにする薬)
  • ペースメーカーなどの医療機器、金属アレルギー
  • 顔の美容医療を受けて間もないこと

伝えにくいことは、当日の問診票に書いてもかまいません。

当日の服装や持ち物は?

着替えを用意している院が多いですが、予約時に確認しておくと安心です。持ち物は、お薬手帳(あれば)と、美容鍼を受ける場合はメイク直しの道具。食事の直後や空腹すぎる状態は避け、施術の前後は時間に余裕を持っておきます。

施術は、どのように進むの?

最初に、問診票をもとに話を聞きます。初回はこの時間が長めになる院が多く、生活のリズムや眠り、食事について尋ねられることもあります。

鍼は、使い捨て(ディスポーザブル)のものを使う院が一般的です。刺す深さや本数、置いておく時間は、院の考え方や、その日の状態によって変わります。鍼を刺したときに、ずんと重く響くような感覚が出ることがあります。お灸は、肌に直接すえるものから、台座や道具を使って温めるものまでさまざまです。

痛い、熱い、体勢がつらい、と感じたら、我慢せずにその場で伝えてください。強さや方法を調整してもらえます。

施術のあと、気をつけることは?

施術後に、体がだるく感じたり、眠くなったりすることがあります。鍼を刺したところに、小さな内出血ができることもあります。顔への鍼は内出血が目立つ場合があるので、大事な予定の直前は避けるのが無難です。

当日の入浴、飲酒、激しい運動については、院によって案内が異なります。施術者に確認しておきましょう。

息苦しさ、胸の痛み、強い痛みや腫れ、発熱などがあるときは、施術院への連絡を待たずに医療機関を受診してください。

受けない・続けない選択もできます

説明に納得できない、不安が強い、今の自分には合わない。そう感じたら、施術を断ったり、中止を申し出たりして構いません。次回予約や回数券を、その場で決める必要もありません。

別の院に相談するほか、鍼灸の利用自体を休む・やめることもできます。症状が続く場合は、施術探しだけを続けず医療機関へ相談しましょう。

鍼灸に、健康保険は使える?

使える場合は限られています。健康保険の対象になるのは、神経痛、リウマチ、頸腕症候群、五十肩、腰痛症、頸椎捻挫後遺症の六つの疾病などで、医師の同意書が必要です。同じ病気で医療機関の治療を受けている間は、対象になりません。

美容目的や、疲れを取る目的の鍼灸は、自費になります。保険の扱いは、施術所か加入している健康保険に確認してください。

近くの鍼灸院を探すには?

東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、サロン・鍼灸のカテゴリーから、地域や種類を選んで鍼灸院を探せます。担当者の資格や料金の目安、予約方法を確かめてから、気になる院を選んでみてください。

よくある質問

Q. 鍼は痛いですか?

A. 鍼灸で使う鍼は細く、刺すときの感じ方には個人差があります。ずんと響く感覚が出ることもあります。痛みや不安があれば、その場で伝えてください。

Q. 初回はどのくらい時間がかかりますか?

A. 院によって異なります。初回は問診やカウンセリングに時間をかける院が多いため、予約時に所要時間を確認し、前後の予定に余裕を持っておきましょう。

Q. 病院に通っていても、鍼灸を受けられますか?

A. 受けられる場合もありますが、治療中の病気や服薬は必ず伝えてください。心配なときは主治医にも相談しましょう。

Q. 何回くらい通えばいいですか?

A. 目的や体の状態によって異なり、一律には言えません。回数券や通院の計画は、その場で決めずに、説明を持ち帰って考えてかまいません。

Q. 合わないと感じたら、どうすればいいですか?

A. 一度の経験で、鍼灸そのものを合わないと決めなくて大丈夫です。施術者によって、考え方も触れ方も違います。相性のよい院や先生を探してみてください。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。

監修は鍼灸に関する一般的な説明を対象としています。健康保険制度の説明は監修の対象外とし、編集部が厚生労働省・協会けんぽの公開情報をもとに整理しています。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。監修者は鍼灸院を運営する鍼灸師ですが、本記事は特定の施設への来院を勧めるものではありません。

参考情報

公開情報は2026年10月1日に確認しました。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/美容家/国際中医薬膳師/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。