読みたいところから
  1. 梨となつめのコンポートの材料は?
  2. 作り方は?
  3. なぜ秋に、梨となつめなの?
  4. 保存と、おいしい食べ方は?
  5. 安全のために知っておきたいことは?
  6. よくある質問

梨の甘みと、なつめの香りを小さな鍋で。材料は梨、乾燥なつめ、水が基本です。約20分でできる温かな一皿を、おやつや食後の楽しみにしてみませんか。

今回は、梨となつめを水で煮るだけの、甘さ控えめのコンポートです。砂糖は使いません。

まず知っておきたいこと

  • 2人分・約20分。梨1個(約300g)、乾燥なつめ2個、水200mlが基本
  • なつめの硬い種は必ず取り除く
  • はちみつを足す場合、1歳未満の乳児には加熱後も与えない

梨となつめのコンポートの材料は?

二人分/調理時間:約二十分

材料分量
梨一個(約三百グラム)
乾燥なつめ二個
水二百ミリリットル
お好みで:しょうがの薄切り一、二枚
お好みで:シナモンスティック二分の一本
お好みで:はちみつ小さじ一

梨の選び方:豊水、あきづき、新高など、その時期に出回っている和梨で作れます。少しかためのもののほうが煮崩れしにくく、食感が残ります。

なつめの選び方:原材料が「なつめ」だけの、砂糖を使っていない乾燥なつめを選びます。商品によって大きさや甘さが異なるので、大粒なら二個、小粒なら三、四個を目安にしてください。中華食材店、自然食品店、通販などで手に入ります。原材料表示と保存方法を確認し、開封後は製品の案内に従います。

作り方は?

  1. なつめの下ごしらえをする。 乾燥なつめはよく洗い、縦に切り込みを入れて種を取り除きます。種は硬く、両端が尖っているので、必ず取り除いてください。果肉は半分に切ると、甘みが煮汁に出やすくなります。
  2. 梨を切る。 皮と芯を除き、食べやすい大きさのくし形に切ります。
  3. 鍋に入れて火にかける。 小鍋に梨、なつめ、水を入れます。しょうがやシナモンを使う場合は、ここで加えます。中火にかけ、煮立ったら弱火にします。
  4. 弱火で十〜十五分煮る。 ふたを少しずらしてのせます。梨が透き通り、竹串がすっと通れば火を止めます。
  5. 器に盛る。 煮汁ごと盛りつけます。甘みが必要なら、少し冷ましてからはちみつを少量。

最初は何も足さず、素材の香りを確かめてみてください。その日の好みが分かります。

なぜ秋に、梨となつめなの?

中医学の食養生では、秋は空気が乾き、体のうるおいに気を配りたい季節とされています。そこで大切にされてきたのが、みずみずしい旬の果物です。

食材には、体を温めるか冷ますかという性質があると考えます。梨は「涼性」で、うるおいを補う食材とされてきました。ただ、涼性の食材は、生でたくさん食べると体を冷やしやすいともいわれます。朝晩が涼しくなってきたら、火を通して温かくいただく。これが、梨を煮る理由です。

合わせるなつめは「温性」で、自然な甘みを持つ食材です。中国や韓国では、お茶やスープ、お粥に日常的に使われています。涼性の梨に温性のなつめを合わせて、一皿の中で偏りをやわらげる。砂糖を使わなくても、なつめの甘みが煮汁に移ってくれます。

これらは、中医学の食養生で伝統的に受け継がれてきた食材の捉え方です。一品だけで体調の変化を期待するものではありません。食事全体のバランスを保ち、温かいものが心地よい日に選ぶ。それくらいの距離感が、暮らしに続きます。

保存と、おいしい食べ方は?

砂糖を使わないコンポートは、ジャムのようには日持ちしません。粗熱が取れたら清潔な容器に煮汁ごと移し、冷蔵庫で保存して、二日を目安に食べ切ってください。

  • 朝:ヨーグルトやオートミールに添えて
  • 夜:小鍋で温め直して、小さなデザートに
  • 煮汁:お湯で割ると、ほんのり甘い飲みものになります

用途を決めすぎず、その日の食卓に合わせます。

安全のために知っておきたいことは?

  • はちみつは、一歳未満の乳児には与えないでください。 乳児ボツリヌス症のおそれがあります。原因となる菌は熱に強く、通常の加熱や調理では死にません。はちみつを入れて煮たものも同じです。
  • なつめの種は必ず取り除いてください。 小さなお子さんや高齢の方が食べる場合は、果肉も小さく刻むと安心です。
  • 花粉症の方へ。 花粉症の方の中には、りんご、桃、梨などバラ科の果物で、口やのどにかゆみを感じる方がいます。加熱で症状が出にくくなる場合もありますが、個人差があります。心当たりのある方は、アレルギーの専門医に相談してください。
  • 糖分について。 乾燥なつめは、糖分を多く含む食材です。食事療法を受けている方は、主治医や管理栄養士の指示を優先してください。
  • 初めて食べる食材は、少量から。 食物アレルギーがある方、妊娠・授乳中の方、治療中や服薬中の方は、食材やサプリメントについて医師・薬剤師へ相談してください。食品は医薬品の代わりになりません。

よくある質問

Q. 洋梨やりんごでも作れますか?
A. 作れます。洋梨はやわらかいので、煮る時間を短めにしてください。りんごで作ると、酸味のある別のおいしさになります。
Q. なつめは、どこで買えますか?
A. 中華食材店、自然食品店、スーパーの乾物や製菓材料の売り場、通販などで手に入ります。原材料が「なつめ」だけのものを選びます。
Q. 子どもも食べられますか?
A. はちみつを使わず、なつめの種を取り除けば、家族で楽しめます。年齢に合わせて、梨となつめを小さく切ってください。一歳未満の乳児には、はちみつを与えないでください。
Q. 冷やして食べてもいいですか?
A. 冷やしてもおいしくいただけます。ただ、この一品は「涼性の梨を温かくいただく」という考え方から生まれたものです。涼しくなってきたら、ぜひ温かいうちにどうぞ。
Q. 毎日食べてもいいですか?
A. 食品として、無理のない量を楽しむ分には問題ありません。ただ、薬膳は一品を食べ続けることより、季節と体調に合わせて食事全体を整えることを大切にします。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。食材の性質に関する記述は、中医学の食養生における伝統的な考え方を紹介するもので、特定の食品の効果や効能を示すものではありません。

参考情報

参考情報は2026年9月21日に確認しました。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

国際中医薬膳師/鍼灸師(はり師・きゅう師)/美容家/国際中医師/毛髪診断士/登録販売者

日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。