読みたいところから
  1. 寒露から霜降までの二週間、何を選ぶ?
  2. 寒露とは、いつのこと?
  3. この時期、体のまわりでは何が変わる?
  4. 冷えが気になるとき、受診を考える目安は?
  5. 冷えを相談できる場所を探すには?
  6. よくある質問

朝に出かけた服のまま、帰り道で肌寒く感じる。そんな日は、薄い羽織りや温かい一杯を選ぶところから。寒露をきっかけに、今日を心地よく過ごす支度をひとつ考えてみましょう。

この記事の要点

  • 羽織りもの、温かい一杯、寝具の調整。今の気分に合うものをひとつ
  • 2026年の寒露は10月8日。暦より、その日の気候と体調を優先する
  • 冷えとともに痛み・しびれ・色の変化などがあれば医療機関へ

寒露から霜降までの二週間、何を選ぶ?

次の節気、霜降までの二週間で、できそうなものを一つだけ選んでみてください。

衣服:首元・手首・足首を守れる一枚を

天気予報で最高気温だけでなく、最低気温も確かめる習慣をつけます。朝晩が冷える日は、ストールや薄手のカーディガン、くるぶしまで隠れる靴下など、首元・手首・足首を覆える一枚を手元に。暑くなったら外せるものを選ぶのが、寒暖差の大きい時期のこつです。

明け方の寝具が寒いと感じたら、掛けものを一枚用意して調整できるように。暑い日は無理に厚くせず、その日の気候に合わせます。

台所:冷たい一杯を、温かい一杯に

冷たい飲み物をやめる必要はありません。一日のうち一杯だけ、常温か温かいものに替えてみます。朝の白湯、昼の温かいお茶、夜の麦茶。時間帯ごとの選び方は「香りと気分で選ぶ、お茶の時間」で紹介しています。

食事では、汁物を一品添えるところから。味噌汁やスープに、季節のきのこや根菜を足すだけで十分です。特定の食材で体を温めようとするより、温かいものを、食べられる量で、ゆっくり味わうことを大切にします。

お風呂:熱い湯より、ほどよい湯に短く

寒い日も、熱い湯に長くつかることを目指さないでください。消費者庁の高齢者向けの入浴事故予防の案内では、湯温41度以下・湯につかる時間10分までが目安とされています。これは誰にとっても安全を保証する条件ではありません。入浴前に脱衣所や浴室を暖める、急に立ち上がらない、飲酒後は入らないことなどにも気を配り、体調や医療者の指示を優先します。

ぬるめの湯に短くつかり、湯上がりは体が冷えないうちに服を着る。温まることと、のぼせないことの両方を大切にします。

寒露とは、いつのこと?

寒露(かんろ)は二十四節気のひとつで、毎年10月8日ごろにあたります。草木に降りる露が冷たく感じられるころ、という意味の名前です。

節気2026年の日付
秋分9月23日
寒露10月8日
霜降10月23日

日付は国立天文台の暦要項によります。

秋分の記事「秋分から、暮らしをひとつ整える」では、短くなる日と光の変化を取り上げました。寒露の記事では、朝晩の「冷え込み」に絞って考えます。

この時期、体のまわりでは何が変わる?

日中はまだ暖かくても、朝晩の気温がぐっと下がる日が増えてきます。夏の服装のまま朝に出かけて、帰りに肌寒さを感じる。そんなずれが起きやすいのが、この時期です。

中医学の養生では、秋から冬へ向かうこの季節は、寒さを避けて体を温めることを意識するとよい、と考えられてきました。寒露の名前に「寒」の字が入るように、季節の合図として暮らしを少し冬に寄せていく、という伝統的な捉え方です。

これは体質を診断したり、冷えを治したりするための説明ではありません。暦をきっかけに、自分の過ごしやすさを確かめるための手がかりとして使います。

冷えが気になるとき、受診を考える目安は?

手足が冷えやすいのは、多くの人が感じることです。一方で、冷えの背景に、医療機関で調べられる理由が隠れていることもあります。次のようなときは、衣服や食事の工夫だけで抱えず、内科などに相談してください。

  • 冷えとともに、だるさ・むくみ・体重の変化が続いている
  • 手足のしびれや痛み、指先の色の変化がある
  • 動悸や息切れ、めまいがある
  • これまでより急に寒さに弱くなったと感じる

鍼灸院や漢方の相談で「冷え」について話したいときも、医療で確かめたほうがよい症状がないかを、先に確認しておくと安心です。

冷えを相談できる場所を探すには?

温かいお茶を楽しめる店や、湯やサウナでくつろげる場所、冷えについて相談できる鍼灸院は、「お店・サービスを探す」で探せます。気分・目的の「温まりたい」や、季節の「秋」から絞り込んでみてください。

よくある質問

Q. 寒露は毎年同じ日ですか?

A. 年によって1日前後することがあります。その年の日付は、国立天文台の暦要項で確かめられます。

Q. 靴下を履いて寝てもいいですか?

A. 締めつけの少ないものなら、選択肢の一つです。暑くて途中で目が覚めるようなら、足元に掛けものを一枚足すなど、寝具のほうで調整する方法もあります。

Q. 湯たんぽやカイロを使うときの注意は?

A. 長時間、同じ場所に当て続けると、低い温度でもやけどになることがあります。寝るときは布団から出す、肌に直接当てないなど、製品の説明に従って使ってください。

Q. 生姜を食べれば冷えは治りますか?

A. 特定の食品で冷えが治るとは言えません。料理の風味として楽しみつつ、衣服や食事全体、入浴の仕方をあわせて見直してください。冷えが続く場合は医療機関に相談しましょう。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。

監修は中医学・養生に関する記述を対象としています。入浴の目安は監修の対象外とし、編集部が消費者庁の公開情報をもとに整理しています。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。季節や食に関する記述は、中医学の養生における伝統的な考え方を紹介するもので、特定の食品の効果や効能を示すものではありません。

参考情報

公開情報は2026年10月1日に確認しました。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/国際中医薬膳師/美容家/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。