寒くなるほど甘みが増す、冬の野菜。11月に店頭に並び始める白菜・大根・春菊を、薬膳の考え方を手がかりに、温かい料理で楽しむ方法です。
この記事の要点
- 白菜・大根・春菊は、11月から冬にかけて旬を迎え、手に入りやすく価格も落ち着く野菜
- 中医学の食養生では、白菜や大根は体の熱を冷ます側に分類されることが多い
- 冷える季節は、生よりも、煮る・蒸す・汁物にするなど、温かい料理で
- しょうがやねぎなど、温める側の食材と組み合わせる考え方もある
なぜ、冬の野菜を温かく食べる?
中医学の食養生では、食材を「体を温める」「冷ます」「どちらでもない」といった性質で捉えます。白菜や大根は、体の熱を冷ます側に分類されることが多い食材です。
そのため、寒い季節は、サラダや漬物だけでなく、鍋や汁物、煮ものなど、温かい料理にして食べることが勧められてきました。しょうがやねぎなど、温める側とされる食材を少し加える組み合わせも、昔からの知恵です。
これは伝統的な食材の捉え方で、野菜の効果を示すものではありません。旬の野菜を、季節に合った温かさで味わう手がかりとして使ってください。
三つの野菜を、どう食べる?
| 野菜 | 選び方 | 温かい食べ方 |
|---|---|---|
| 白菜 | 持ったときにずっしり重く、葉がしっかり巻いたもの | 鍋、白菜と豚肉の重ね蒸し、クリーム煮 |
| 大根 | 皮にはりとつやがあり、ひげ根が少ないもの | ふろふき大根、おでん、豚汁、みぞれ鍋 |
| 春菊 | 葉の緑が濃く、茎が細めでやわらかいもの | 鍋の仕上げに、さっとゆでてごま和え、かき揚げ |
大根は、上の方が甘く、下の方は辛みが強めです。煮ものには上から真ん中、大根おろしには下の方、と使い分けると、一本を無駄なく使えます。
一週間で使い切るには?
冬の野菜は大きいので、使い切る段取りを先に決めておくと、無駄が出ません。
- 一日目:白菜と大根で鍋。春菊は仕上げに
- 二日目:残った大根でふろふき大根か豚汁
- 三日目:白菜の外葉は刻んで味噌汁に。春菊はごま和えに
- 保存:白菜は新聞紙で包んで冷暗所に立てて保存。大根は葉を切り落とし、切り口をラップで包んで冷蔵庫へ
きのこを足すなら「秋の薬膳|きのこを汁物に足すだけの、簡単な一品」もどうぞ。
旬の食材を楽しめる店は?
東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、食・お茶のカテゴリーから、季節の食材を使った料理を出す店を探せます。気分・目的の「食生活を見直したい」からも絞り込めます。
よくある質問
Q. 体を冷ます食材は、冬は食べないほうがいいですか?
A. 避ける必要はありません。温かい料理にする、温める側の食材と組み合わせるなど、食べ方を工夫するのが、食養生の考え方です。
Q. 大根の葉は食べられますか?
A. 食べられます。細かく刻んで炒め、ごまやじゃこと合わせると、ふりかけになります。
東洋びよりからのお知らせ
本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。食事療法を受けている方は、主治医や管理栄養士の指示を優先してください。
本記事は広告・PRを含まない編集記事です。食材の性質に関する記述は、中医学の食養生における伝統的な考え方を紹介するもので、特定の食品の効果や効能を示すものではありません。
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監修者プロフィール
濱田文恵(はまだ ふみえ)
濱田文恵(はまだ ふみえ) 国際中医薬膳師/鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/美容家/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。



