読みたいところから
  1. 毎日の支度から読みたい方へ
  2. 「冷え」とは、どんな状態?
  3. 西洋医学と東洋医学では、どう捉える?
  4. 「冷え性」と「冷え症」は、何が違う?
  5. 冷えは、どこに相談すればいい?
  6. よくある質問

手足が冷たい、お腹が冷える。よく聞く「冷え」は、病名なのか、体質なのか。西洋医学と東洋医学での捉え方の違いを、短く整理します。

この記事の要点

  • 「冷え」は、体の一部や全体が冷たく感じられる状態を指す、暮らしの言葉
  • 西洋医学では、冷えそのものを一つの病名として扱うことは一般的ではない
  • 東洋医学では、冷えを体の状態を知る手がかりとして重視し、相談の対象にする
  • 「冷え性」は冷えやすい体質、「冷え症」は症状として捉える書き方として使い分けられることがある
  • 冷えにしびれ・むくみ・体重の変化などが重なるときは、医療機関で原因を確かめる

毎日の支度から読みたい方へ

衣服や飲みものなど、暮らしで選べる工夫は「寒露の支度の記事」へ。ここでは「冷え」の意味と、医療で相談したい変化を整理します。

「冷え」とは、どんな状態?

「冷え」は、周りの人が寒いと感じない温度でも、手足や腰、お腹などが冷たく感じられる状態を指して使われる言葉です。手足の先が冷たい、下半身だけ冷える、お腹が冷えやすいなど、感じ方は人によって違います。

暮らしの中でよく使われる言葉ですが、医学の分野によって、その扱い方は少し異なります。

西洋医学と東洋医学では、どう捉える?

西洋医学東洋医学
冷えの位置づけ冷えそのものを一つの病名として扱うことは一般的ではない体の状態を知る大切な手がかりとして重視する
見るところ冷えの背景にある病気(貧血、甲状腺の病気、血流の病気など)がないか冷えの場所や、一緒に出ている変化から、体全体のバランスを見る
相談先の例内科、婦人科など漢方を扱う医師・薬剤師、鍼灸師など

東洋医学では、冷えを「寒(かん)」という言葉で捉えることがあります。また、疲れやすさを伴う冷え、血の巡りと関わる冷えなど、一緒に出ている変化によって、冷えの見方を分けて考えます。気や血という言葉の意味は「「気と血が足りない」と言われたら」で紹介しています。

どちらが正しい、という話ではありません。西洋医学で病気がないかを確かめることと、東洋医学の視点で暮らしを整えることは、両立できます。

「冷え性」と「冷え症」は、何が違う?

どちらも「ひえしょう」と読みます。冷えやすい体質を指すときは「冷え性」、つらさを伴う症状として捉えるときは「冷え症」と書き分けることがあります。漢方を扱う医療機関などでは、治療や相談の対象として「冷え症」と書く例が多く見られます。

ただし、この書き分けに厳密な決まりがあるわけではありません。記事や広告でどちらが使われているかより、自分の冷えがどのくらい暮らしに響いているかに目を向けてください。

冷えは、どこに相談すればいい?

次のようなときは、まず内科などで原因を確かめてください。

  • 冷えとともに、だるさ・むくみ・体重の変化が続いている
  • 手足のしびれや痛み、指先の色の変化がある
  • 動悸や息切れ、めまいがある
  • これまでより急に寒さに弱くなった

医療機関で大きな病気がないと分かったうえで、冷えとのつき合い方を相談したいときは、漢方を扱う医師や薬剤師、鍼灸院なども選択肢になります。衣服や食事、入浴の工夫は「寒露から、冷えと上手につき合う支度」でまとめています。

東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、気分・目的の「温まりたい」「からだのケアを相談したい」から、場所を探せます。

よくある質問

Q. 冷えは女性に多いのですか?

A. 女性に多い悩みとされています。筋肉量が少ないと熱を生み出しにくいことなどが、理由の一つと考えられています。ただし、男性や子どもにも冷えを感じる人はいます。

Q. 夏でも手足が冷たいのは、冷えですか?

A. 冷房の効いた室内で過ごす時間が長いと、夏でも手足が冷えることがあります。季節を問わず冷えが続く、つらさが強い場合は、医療機関で相談してください。

Q. 冷えは、放っておいても大丈夫ですか?

A. 暮らしに困らない程度であれば、衣服や入浴の工夫で様子を見る人が多いでしょう。一方で、ほかの症状が重なる場合や、急に冷えを強く感じるようになった場合は、早めに受診してください。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。東洋医学に関する記述は伝統的な考え方を紹介するもので、特定の施術や食品の効果を示すものではありません。

参考情報

参考情報は2026年9月30日に確認しました。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/国際中医薬膳師/美容家/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。