心地よい温かさでも、長く同じ場所に当て続けると、やけどになることがあります。冬の夜に湯たんぽを安全に使うための基本をまとめます。
この記事の要点
- 低温やけどは、心地よく感じる程度の温度でも、皮膚の同じ部分に長く触れることで起こる
- 湯たんぽは布団を温めるために使い、布団が温まったら取り出して眠る
- タオルやカバーで包んでいても、長時間体に当て続けると低温やけどになるおそれがある
- 低温やけどは見た目より重いことがある。痛みや違和感があれば、すぐに医療機関へ
低温やけどとは?
低温やけどは、熱いと感じない程度の温度のものに、皮膚の同じ部分が長く触れ続けることで起こるやけどです。国民生活センターは、湯たんぽの種類にかかわらず起こるおそれがあり、状況によっては重症化することもあると注意を呼びかけています。
眠っている間は、熱さに気づきにくく、同じ姿勢のまま長い時間が過ぎます。湯たんぽの事故が夜に起こりやすいのは、このためです。
安全に使うための基本は?
| すること | 理由 |
|---|---|
| 布団を温めたら取り出して眠る | 眠っている間に体に触れ続けるのを防ぐ |
| 体に直接当てない | カバーやタオルで包んでも、長時間当て続けない |
| 同じ場所を温め続けない | 足元に置いたままにしない |
| 説明書のお湯の温度と量を守る | 熱すぎるお湯、入れすぎは、やけどや漏れの原因になる |
| 使う前に傷・へこみ・ふたのゆるみを確かめる | お湯が漏れると、やけどのおそれがある |
| 電子レンジ式は加熱時間を守る | 加熱しすぎると破裂のおそれ |
とくに気をつけたいのは、どんな人?
- 高齢の方:皮膚が薄く、熱さを感じにくいことがある
- 糖尿病などで、手足の感覚が鈍くなっている方
- 乳幼児:自分で熱さを伝えたり、離れたりできない
- 寝つきをよくする薬を飲んでいる方、お酒を飲んだあと
家族にこうした人がいる場合は、湯たんぽを入れる時間と取り出す時間を、周りの人が見守ってください。
低温やけどかもしれないときは?
赤み、ひりひりした痛み、水ぶくれがあれば、すぐに湯たんぽを外し、流水で冷やして、医療機関を受診してください。低温やけどは、見た目は軽そうでも、皮膚の深いところまで傷んでいることがあります。
カイロや電気毛布、こたつでも、同じように低温やけどは起こります。湯たんぽの選び方は「湯たんぽ・土鍋・急須の選び方」、冷えとのつき合い方は「寒露から、冷えと上手につき合う支度」で紹介しています。
温まれる場所を探すには?
東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、気分・目的の「温まりたい」から探せます。
Q. 湯たんぽを足元に置いたまま寝てもいいですか?
A. 眠っている間に、同じ場所に長く触れ続けるおそれがあります。布団が温まったら取り出して眠ってください。
Q. 厚手のカバーをつければ、入れたままでも大丈夫ですか?
A. カバーやタオルで包んでいても、長時間当て続けると低温やけどになるおそれがあります。取り出して眠るのが安全です。
Q. 低温やけどは、跡が残りますか?
A. 深いやけどでは、跡が残ったり、治るまでに時間がかかったりすることがあります。早めに受診してください。
東洋びよりからのお知らせ
本記事は、日々の暮らしについて考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化がある場合は、医療機関へご相談ください。
本記事は広告・PRを含まない編集記事です。安全に関する記述は公的機関の資料に基づく一般的な内容で、専門家の監修名は付していません。
参考情報
参考情報は2026年10月29日に確認しました。



