発酵食品は、日本の食卓に古くからある身近な食べものです。スーパーで選ぶときに、ラベルのどこを見ればよいのか。味噌・甘酒・ぬか漬けを例にまとめます。
この記事の要点
- 見るのは、原材料名、アルコールの有無、塩分(食塩相当量)、保存方法の四つ
- 甘酒には、米こうじから作るものと、酒かすから作るものがある。酒かすの甘酒はアルコールを含むことがある
- 味噌やぬか漬けは塩分が多い。食塩相当量を見て、量を調整する
- 「生」「無殺菌」などの表示がある商品は、保存方法と賞味期限を必ず守る
- 発酵食品は食品。病気の予防や治療の効果を表示できない
ラベルの、どこを見る?
| 見る場所 | 確かめること |
|---|---|
| 名称・原材料名 | 何から作られているか。多い順に書かれている |
| アルコール | 「アルコール分」「酒かす」「酒精」の表示がないか |
| 栄養成分表示 | 食塩相当量。一食分か百グラムあたりかも確かめる |
| 保存方法・期限 | 要冷蔵か。開封後の扱い |
| 販売者・製造者 | 問い合わせ先が書かれているか |
味噌は、どこを見る?
- 原材料名:大豆、米(または麦)、食塩が基本。だし入りの味噌は、かつおぶしエキスや調味料が加わる
- 酒精:「酒精」は、発酵を止めて品質を保つために加えられるアルコールのことです。気になる方は表示を確かめてください
- 食塩相当量:味噌は塩分が多い食品です。汁物にするときは、具を多くして汁を少なめにすると調整しやすくなります
- 「生」の表示:加熱処理をしていない味噌に使われることがあります。要冷蔵の表示を守りましょう
甘酒は、どこを見る?
甘酒には、作り方の違う二つの種類があります。
| 種類 | 原材料 | アルコール | 気をつけること |
|---|---|---|---|
| 米こうじの甘酒 | 米、米こうじ | 含まない | 糖分が多い。飲む量に気をつける |
| 酒かすの甘酒 | 酒かす、砂糖など | 少量含むことがある | 子ども、妊娠・授乳中の方、運転前、アルコールに弱い方は避ける |
パッケージの原材料名に「酒かす」とあれば、酒かすの甘酒です。「ノンアルコール」と書かれていても、原材料を確かめる習慣をつけると安心です。
ぬか漬けは、どこを見る?
- 食塩相当量:漬物は塩分が多い食品です。一食で食べる量を決めておく
- 原材料名:野菜、米ぬか、食塩が基本。調味液に漬けた「ぬか漬け風」の商品もある
- 保存方法:要冷蔵が多い。開封後は早めに食べ切る
「発酵食品は体にいい」と書かれていたら?
発酵食品は、食品です。医薬品のように病気の治療を目的とするものではありません。保健機能を表示する制度には、国が個別に許可する特定保健用食品(トクホ)と、事業者の責任で届け出る機能性表示食品などがあります。パッケージの区分と、許可・届出された具体的な表示を確かめましょう。「免疫力アップ」などの言葉だけで、幅広い効果が保証されると受け取らないことが大切です。
食品の区分の見分け方は「漢方薬・健康食品・和漢の食品、何が違う?」で紹介しています。
発酵食品を扱う店を探すには?
東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、食・お茶のカテゴリーから、発酵食品や食材を扱う店を探せます。
よくある質問
Q. 甘酒は、一日どのくらい飲んでいいですか?
A. 米こうじの甘酒も、糖分を多く含みます。食品として楽しむ範囲で、一杯程度を目安にしてください。血糖のコントロールが必要な方は、主治医の指示を優先してください。
Q. 子どもに甘酒を飲ませてもいいですか?
A. 米こうじの甘酒を選んでください。酒かすの甘酒は、アルコールを含むことがあるため避けましょう。
Q. 手作りの味噌やぬか床は、何に気をつければいいですか?
A. 清潔な容器と手で扱い、カビや異臭があるものは食べないでください。作り方は、信頼できる資料や教室で学ぶと安心です。
東洋びよりからのお知らせ
本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。治療中の方は、医療者の指示を優先してください。
本記事は広告・PRを含まない編集記事です。特定の商品を推奨するものではなく、発酵食品の効果や効能を示すものでもありません。
参考情報
参考情報は2026年10月18日に確認しました。
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監修者プロフィール
濱田文恵(はまだ ふみえ)
国際中医薬膳師/登録販売者/鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/美容家/毛髪診断士 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。



