たくさん寝たのに、休日を過ごしたのに、疲れが抜けない。そんなときは、休み方の種類を見直してみると、手がかりが見つかることがあります。厚生労働省の「休養」の考え方をもとに、休み方を整理します。
この記事の要点
- 厚生労働省の健康づくりの考え方では、休養には「休む」と「養う」の二つの側面がある
- 「休む」は、睡眠や休憩で、疲れを回復させること
- 「養う」は、趣味や軽い運動、人との時間などで、明日への力を育てること
- 寝るだけでは疲れが取れないと感じるときは、「養う」時間が足りていないこともある
- 休んでも疲れが続く、ほかの症状がある場合は、医療機関に相談する
「休む」と「養う」とは?
厚生労働省の健康づくりの考え方(健康日本21)では、「休養」を二つの側面から捉えています。
| 休む | 養う | |
|---|---|---|
| 意味 | 仕事や活動で生じた心身の疲れを回復し、元の活力ある状態に戻す | 明日に向けて英気を養い、心と体と社会的な健康を高める |
| 例 | 睡眠、休憩、横になる、ぼんやりする | 散歩、趣味、軽い運動、友人と話す、自然の中で過ごす |
| 時間の単位 | 分単位の休憩、時間単位の睡眠 | 日単位の休日、週単位の休暇 |
「休む」だけでも、「養う」だけでも、休養は十分になりにくいと考えられています。二つを組み合わせることが大切です。
なぜ、寝ても疲れが取れない?
疲れの感じ方には、さまざまな理由があります。睡眠の時間が足りない、眠りが浅い、という場合もあれば、睡眠は足りていても、気持ちの疲れや、同じ毎日の繰り返しで、元気が戻りにくい、ということもあります。
後者の場合、もっと寝ても回復しにくいことがあります。休日に一日中横になって過ごしたのに、月曜日がつらい。そんなときは、「養う」時間を少し足してみてください。
今日からできる「休む」と「養う」
休む
- 一時間に一度、画面から離れる:休憩の取り方は「デスクでできる、肩まわりをほぐす一分」でも紹介しています
- 寝る時刻と起きる時刻をそろえる:休日も、起きる時刻を大きくずらさない
- 昼寝は短く:目安は「連休中の昼寝は何分まで?」で紹介しています
養う
- 外を歩く:目的を決めない散歩でも。「紅葉を見に歩く、秋の散歩」もどうぞ
- 手を動かす:料理、書く、つくる。「文化の日に、手を動かす時間」で紹介しています
- 人と話す:短い電話やメッセージでも
- 「何もしない」を予定に入れる:「週末のひとり時間に、「何もしない」を予定として入れる」もどうぞ
東洋医学では、疲れをどう捉える?
東洋医学では、疲れやすさを「気」の不足と結びつけて考えることがあります。食事と休息で、気を養うという考え方です。「気」の考え方は「疲れが取れない・だるい日に|「気と血が足りない」と言われたら」でも紹介しています。
これは伝統的な考え方で、病気の診断ではありません。疲れが続くときは、まず医療機関で原因を確かめてください。
医療機関に相談したいのは、どんなとき?
- 休んでも疲れが続き、日常生活に支障がある(強い症状や急な変化があれば、期間を待たずに受診)
- 体重の急な変化、熱っぽさ、息切れ、動悸がある
- 気分の落ち込みが続く、何をしても楽しめない
- 眠れない、または眠りすぎる日が続いている
疲れの背景に、体や心の病気が隠れていることもあります。我慢を続けず、内科などに相談してください。
休養の時間を過ごせる場所を探すには?
東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、気分・目的の「眠り・休息を見直したい」「からだのケアを相談したい」から探せます。
よくある質問
Q. 休日に予定を入れると、余計に疲れます。
A. 予定の量を減らし、一日に一つだけにしてみてください。「養う」は、頑張ることではなく、心地よいと感じることを少し入れることです。
Q. 栄養ドリンクで乗り切ってもいいですか?
A. 一時的に頼ることはあっても、休養の代わりにはなりません。疲れが続くときは、休み方と、医療機関への相談を考えてください。
東洋びよりからのお知らせ
本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。強い症状、急な変化、長引く不調がある場合は、医師・薬剤師など適切な専門家へご相談ください。
本記事は広告・PRを含まない編集記事です。休養に関する記述は厚生労働省の公開情報に基づく一般的な内容です。監修の範囲は、東洋医学に関する記述です。
参考情報
参考情報は2026年11月4日に確認しました。
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監修者プロフィール
濱田文恵(はまだ ふみえ)
鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/国際中医薬膳師/美容家/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。



