今日は立冬。暦のうえで冬が始まる日の夕食に、鍋をひとつ。特別な材料をそろえなくても、だし・具材・香りの三つを考えるだけで、薬膳の考え方を取り入れた冬の鍋になります。

この記事の要点

  • 鍋は、だし・具材・香りの三つを決めるだけでつくれる
  • 冬の野菜(白菜・大根・春菊)に、しょうがやねぎなどの香りを添える
  • 締めのお粥や麺まで楽しむと、一鍋で一食になる
  • カセットコンロは、大きな鍋でボンベを覆わない。換気も忘れずに

鍋は、三つを決めるだけ

決めること選び方の例
だし昆布、昆布とかつお、鶏ガラ、干ししいたけの戻し汁、豆乳
具材冬の野菜(白菜・大根・春菊・ねぎ)、きのこ、豆腐、鶏肉・豚肉・魚
香りしょうが、ねぎ、にんにく、ゆずの皮、なつめ、クコの実

中医学の食養生では、白菜や大根は体の熱を冷ます側、しょうがやねぎは温める側に分類されることが多い食材です。冬の野菜を、温かい鍋にして、温める側の香りを添える。昔からの組み合わせは、こうした考え方とも重なります。

これは伝統的な食材の捉え方で、鍋の効果を示すものではありません。冬の野菜の選び方は「11月の旬の野菜|白菜・大根・春菊を、薬膳の考え方で温かく味わう」で紹介しています。

今夜の一鍋、組み合わせ例

鶏肉と白菜の、しょうが鍋

昆布だしに、鶏もも肉、白菜、しいたけ、豆腐。しょうがの千切りをたっぷり。締めは、ごはんを入れて雑炊に。

豚肉と大根の、みぞれ鍋

昆布とかつおのだしに、豚肉、大根、ねぎ、春菊。大根おろしを最後に加え、ひと煮立ち。締めはうどんで。

なつめとクコの実を入れた、鶏団子の鍋

鶏ガラのだしに、鶏団子、白菜、きのこ。なつめ数個とクコの実をひとつまみ。締めは春雨で。なつめとクコの実については「なつめ(大棗)とは?」「クコの実(枸杞子)とは?」で紹介しています。

安全においしく食べるために

  • 肉や魚は、中まで火を通す:生の肉を扱った箸と、食べる箸は分ける
  • カセットコンロの使い方:コンロより大きな鍋や鉄板でボンベの部分を覆うと、ボンベが過熱して危険です。コンロを二台並べて使うのも避けてください。製品の説明書に従いましょう
  • 換気:火を使う間は、ときどき窓を開ける
  • 子ども:熱い鍋に手が届かない席に

鍋を楽しめる店や、食材を探すには?

東洋びよりの「お店・サービスを探す」では、食・お茶のカテゴリーから、薬膳料理の店や薬膳食材を扱う店を探せます。家で鶏のスープを楽しむなら「参鶏湯を家でつくる」もどうぞ。

よくある質問

Q. 一人でも鍋はつくれますか?

A. 小さな土鍋や片手鍋でつくれます。具材を少量ずつ選び、食べきれる量から楽しんでください。

Q. 残った鍋のスープは、翌日も食べられますか?

A. 清潔な浅い容器に小分けして速やかに冷まし、冷蔵して早めに食べ切ります。常温で長く置いたものや保存状態が不明なものは食べないでください。温め直すときは、しっかり沸騰させてください。

東洋びよりからのお知らせ

本記事は、日々の美容と健康について考えるための一般情報です。診断や治療を目的とするものではありません。食事療法を受けている方は、主治医や管理栄養士の指示を優先してください。

本記事は広告・PRを含まない編集記事です。食材の性質に関する記述は、中医学の食養生における伝統的な考え方を紹介するもので、特定の食品の効果や効能を示すものではありません。

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監修者プロフィール

濱田文恵(はまだ ふみえ)

国際中医薬膳師/鍼灸師(はり師・きゅう師)/国際中医師/美容家/毛髪診断士/登録販売者 日本鍼灸キャスティング株式会社(Acu Cast)代表取締役。ENBICHOJU鍼灸院(東京都江東区)院長。2015年より美容ライターとして活動。美容業界での経験と東洋医学の資格の両方を軸に、「東洋の知恵と、西洋の美容で。」をテーマに発信している。